出典:上記二点とも『東京府青山師範学校 卒業記念写真帖』(1937年12月)
一枚目の写真は、青山師範学校の寄宿舎での生活の様子です。この時期は制度的には通学も認められていましたが、多くの生徒が寄宿舎に暮らしていました。師範教育は学校の中で行われただけでなく、寄宿舎生活まで含むものであり、寮生には規律が求められていました。
しかし寮生活では共同生活による規律訓練的な要素だけでなく、様々な行事を通じて交流を図る機会も設けられていました。二枚目の写真は「対寮マッチ」(「寮祭」)の際の仮装行列の様子です。この日ばかりは羽目を外しての無礼講であったということです(『創立六十年 青山師範学校沿革史』p.582)。
Comentarios